昔はどちらかというと理系くんなので本はあまり読まない方でした。水木先生の妖怪図鑑が愛読書ぐらいで後は図鑑を見ているぐらい。そんな僕が大人になってから児童文学を読むようになったのは河合隼雄先生の「昔話の深層」を読んでからだったかな。
昔話やおとぎ話にどんな深層心理が含まれているかというようなテーマだったけどいろんな解釈もあるんだなって面白く読ませていただきました。それをきっかけにいろいろな児童文学を読むようになりました。
読んだ中で印象に残っているのはエンデの「はてしない物語」「モモ」で今も愛読しています。他のシリーズも読みましたがちょっとテーマが難しくて(笑)
ウォーターシップダウンのウサギたちやホビット、指輪物語も面白かったですね。ドキドキします。
最近読んだ本は「アリエッティ」を見る前に読んでおこうと読んだ「床下の小人たち」と名作ということで読んだ「時の旅人」が印象にありますね。特に「時の旅人」はとても切ないいい話でグリーンスリーブスの生まれた時代と現代を舞台にした不思議で素敵な物語でした。
児童文学には心を癒す効果があるとかなんとか河合先生だったかな書いてあったけど、主人公と一緒の体験をすることで気持ちが癒されるんだろうなって思います。ネバーエンディングストーリーでアトレイユと冒険を共にして元気になるバスティアンのように。
だからこういう話を書ける方って素敵だと思います。
また新しい素敵な物語に出会いたいですね。