はてしない物語、岩波書店からでているミヒャエルエンデの名作ですがこの本のすごいところは、本の中でこの本のことがでてくることです。引用すると「表紙はあかがね色の絹で、動かすとほのかに光った」「中は2色刷り」本を読みながら「あ、この本のことが書いてある!」という体験が出来るのも素敵でした。
さて、実は廉価版があるんです。児童図書かな?それってどうなってるんだろうと今日は見に行ってきました。
ところがです、なんと。。。中には「表紙はあかがね色の絹で、動かすとほのかに光った」「中は2色刷り」と書いてあるのに表紙は印刷のツルツルであかがね色はどこに行ったのか。中は黒一色。。。
この廉価版、読めればいいってことなんでしょうね。
ちょっとは内容を変えてそれっぽくしているんじゃないかという期待があったので残念だったな。
リアルと本の中の世界がリンクするのがこの本の醍醐味なんだけどな〜。物語は面白いので、多くの方に読んでもらうには妥協も必要なのかなあ。