20歳のときに知っておきたかったこと スタンフォード大学集中講義 [単行本]


ちょっとしんどかった。文面からこれをいいたいのよ!これを聞いてほしいのよ!と息継ぎできないほど文章がしゃべり続けていて読んでいて窒息しそうだった。
こんな感じは初めて。頭の中で考えている自分の主張がそのまま文章になっているようで、声を出さないから息をしなくていいからこんな感じの文章になるんだろうね。
内容はもちろん、面白いよ!
常識を疑え!はいいね。

<Amazonから引用>
●「あなた自身に許可を与える――常識を疑う許可、世の中を新鮮な目で見る許可、実験する許可、失敗する許可、自分自身で進路を描く許可、自分自身の限界を試す許可を、あなた自身に与えてください」――アメリカの超エリートが「社会に出たときに知っていればよかったと思うこと」「社会で自分の居場所をつくるのに不可欠だと思ったこと」をリストアップ。「起業家精神」と「イノベーション」に関する最良のテキストであると同時に、「人生への贈り物」とも言える言葉がいっぱい詰まった自己啓発書。

●「この本では、多くの月並みな考え方を覆していきます。自分自身を、そして世界を新鮮な目で見てほしい――これがわたしの願いです。この本で目指しているのは、読者のみなさんに新しいレンズを提供することであり、そのレンズを通して、日常でぶつかる困難を見つめ直し、将来の進路を描いてもらうことです。常識を疑い、身の回りのルールが本当に正しいのか再検証してもいいのだと、みなさんの背中を押したいと思います」(本書第1章より)

●「第1章 スタンフォードの学生売ります」冒頭より
 いま、手元に5ドルあります。2時間でできるだけ増やせと言われたら、みなさんはどうしますか? これは、わたしがスタンフォード大学で実際に学生に出した課題です。クラスを14チームに分け、各チームには、元手として5ドルの入った封筒を渡します。課題にあてられる時間は水曜日の午後から日曜日の夕方まで。このあいだ、計画を練る時間はいくら使ってもかまいませんが、いったん封筒を開けたら、2時間以内にできるだけお金を増やさなくてはいけません。各チームには、実際にどんなことをしたのかを1枚のスライドにまとめ、日曜日の夕方提出してもらいます。そして、月曜日の午後、チーム毎に3分間で発表してもらいます。学生たちに起業家精神を発揮してもらおう――常識を疑い、チャンスを見つけ、限られた資源を活用し、創意工夫をしてもらおうというわけです。

 おなじ課題を出されたら、みなさんならどうしますか? いろんなグループにこの質問をすると、たいてい「ラスベガスに行く」とか、「宝くじを買う」と言う人が出てきます。ドッと笑いが起きます。こういった人たちは、大きなリスクを取って大金を稼ぐという、ごくごく低いチャンスに賭けているわけです。次によくあるのは、5ドルで道具や材料を揃えて、「洗車サービスをする」、あるいは「レモネード・スタンドを開く」といった答えです。2時間のあいだに、使ったお金よりも多少儲けようという人にとっては、それもいいでしょう。ですが、わたしが教えた学生のほとんどは、こうしたありきたりな答えのはるかに上を行く方法を見つけました。できるだけ多くの価値を生み出すために、課題に真剣に向き合い、常識を疑った結果 ――豊かな可能性に気づいたのです。

 どんなやり方をしたのでしょう? じつは、大金を稼いだチームは、元手の5ドルにはまったく手をつけていません。お金に注目すると、問題を狭く捉えすぎてしまうことに気づいたのです。5ドルは、あってないようなもの。そこで、問題をもっと大きな観点で捉え直すことにしたのです。元手がないのにお金を稼ぐには、どうすればいいのか? 学生たちは観察力を磨き、持てる力を駆使し、創造力を発揮し、身近な問題を発掘しました。自分や他人が経験したことのある問題、気づいてはいたけれど、そのときは解決しようとは思わなかった問題です。いつも身近にあるのに、とくに意識していなかったものでもあります。こうした問題を掘り起こして、解決しようとつとめた結果、多いチームでは、600ドル以上を稼ぎ出しました。5ドルの投資リターンは、クラスの平均で4000パーセントにもなりました。多くのチームが元手に手をつけていないことを考慮すると、リターンは無限大とも言えます。

では一体、彼らは何をしたのでしょうか?

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