ミヒャエルエンデの

ミヒャエルエンデの作品で「モモ」という作品がありますが僕の大好きな作品の一つです。
この作品の中でモモは「言葉が熟すまで1年間ほど」眠りにつきます。
灰色の男達という時間を盗む泥棒に対抗するためです。
モモは1年間眠って言葉が熟したとき、その言葉で灰色の男達に自分たちの秘密を話させ、そのことにより灰色の男達に勝利します。
おそらくこの灰色の男達というのは「大きな悪意、偽善、中傷」を表しているのではと僕は解釈しました。
そしてそういうものはいい人の顔をしてやってくるんですよね。
そのいい人の顔をしてやってきた悪意を見抜くのにそして、秘密を話させるのにモモは1年間言葉を熟させるのに使いました。
気持ちもそうなんだと思うんですよね。傷ついたらゆっくり休めばいいと。でゆっくり自分の中で心を熟させるのがいいと。
そうすれば、自分の中に残った記憶の悪意を見抜くことができると。もうその場にはないのに記憶が自分の中に閉じこめた悪意。
この悪意は何を考えているのだろうかと。何がこの悪意を生んでいるのだろうかとね。
直接的原因ではなくそれに派生する原因について順序よく熟した心で対応すればいつかしら悪意を追い払えるのではないかなと。
その悪意は自分の記憶の中に閉じこめているのですから。
というようなことをエンデのお話を読んでいたら思うわけです。

はてしない物語のアトレイユが鏡をのぞいたらバスチアンの姿が映ったのもそう。本当の自分の姿を知ることはとても怖いことだよ、勇気がいることだよっていうことを彼は語りたかったのだと思うんですよね。
そういう風に読んでみると児童文学って本当に面白いなって思うわけです。
それにモモには現代社会の資本主義経済の問題について深く切り込んだ部分もありますしね。
本当、面白いなって思うわけです。
エンデの全集欲しいな〜。